外国の映画やドラマに出演してる役者の声を吹き替えするのも声優の仕事です。
実際、アニメよりも映画館でやってる量が多いのが現状。
そんな吹き替えが強いと言われてる声優養成所に映像テクノアカデミアって学校があります!
という事で今回は映像テクノアカデミアの評判や、卒業後の進路等調べてみました。
映像テクノアカデミア声優科とは?
映像テクノアカデミアの特徴
- 吹き替え声優の中ではトップ
- 事務所所属率65%??
- 卒業後はそのまま仕事がもらえるプロクラスがある
- アニメ声優の育成は弱い
映像テクノアカデミアは映画配給を主軸にする東北新社が運営している声優養成所です。
東北新社は海外映画やドラマ配給が特に得意のため、その作品に吹き替えをできる声優を育てる事に特に強く、「吹き替え声優の養成所では業界トップ」とも言われていて、吹き替え専門クラスを設けているほどです。
しかし吹き替え声優が強い反面アニメ声優のクラスはあり、最終兵器彼女や魔法陣グルグル牙狼シリーズのアニメ制作は行なっていますが、最近のアニメにはあまり強くない傾向です。
しかし卒業時のオーディションでは毎年40社以上の声優事務所のオーディションが受けることが出来るためチャンスは多く、所属率は65%以上と言われています。
(吹き替え声優はアニメ声優ほど専門でできる人が少ないから、一度定着するとたくさん活躍できるんですが、アニメにも出たいって人はあまりお勧めできないかも。。)
映像テクノアカデミアの口コミ評判
在学生
卒業後のプロクラスの噂を聞いていて、今は事務所に入っただけでは仕事がなかなかないと言われてます。そんな中、卒業後に仕事がもらえるチャンスが多い映像テクノアカデミアはお勧めだとおもいます。
業界関係者
在学中から仕事がもらえる学校は3種類あるけど、映像テクノアカデミアは東北新社がバックでついてるのでそれだけで強いです。
ただ最近は卒業生ですごく活躍している声優というのは少ないくて、レッスンの実力自体は高いんですけど、最近は何となく地味な印象はありますね。
卒業生
昔ながらというかレッスンや礼儀作法は厳しい学校です。
でもそれは現場にとても近い学校だから、普段のレッスンにも実際の現場の空気感を持ち込んでいるんだと思います。
映像テクノアカデミアから所属実績がある声優事務所一覧
テクノの卒業生は実際どんなところに所属が出来ているのでしょうか?
アイムエンタープライズ、青二プロダクション、アクセント、アズリードカンパニー、アーツビジョン、RME、アールグルッペ、ALBA、イエローテイル、E-sprinG、声の劇団イマージュ、81プロデュース、エーエス企画、大沢事務所、オフィス薫、オフィスパック、ガジェットリンク、銀プロダクション、ケンユウオフィス、シグマセブン、スターダスト21、ダンデライオン、TABプロダクション、同人社、パワーライズ、俳協、ビーボ、B-Box、プロダクション東京ドラマハウス、ネクシード、ぷろだくしょんA組、プロダクションエース、プロダクションタンク、ベルプロダクション、マウスプロモーション、三木プロダクション、ムーブマン、ゆーりんぷろ、Ritrovo、リマックス
映像テクノアカデミアのクラス別詳細
週1回から学べるコース
週3回で基礎からみっちり学べるコース
プロの声優が仕事をもらうクラス
という3種類に分かれていますので、各コースを見ていきましょう!
アニメ・外画コース(週1回~2回・最大3年)
映像テクノアカデミアのメインの声優養成コースがアニメ・外画コースになります。
養成期間は最長3年間で、入所審査時に面接と審査が行われ実力に応じてステップ②やステップ③から始めることが出来ます。
1年目のステップ①では入学の時期によって1年か半年でステップ②へ行けるかが決まります。
2年目のステップ②からはアニメコースと外画コースで別れるため、自分の目指したい専門分野に特化したレッスン内を学ぶことが出来ます。
キャッチアップコース(週3回・2年間)
キャッチアップコースはアニメ・外画コースの3年間のレッスンを2年間に凝縮したコースになっています。
レッスン回数が週3回なので、未経験からでも短期間で事務所所属を目指したい人におすすめのコースです。
プロクラス(激戦区・外部からの受験もあり)
映像テクノアカデミアの最大の売りはなんといってもこのプロクラスです。
プロクラスは毎年、各声優事務所に所属している声優が入学受験を出来るオーディションを開催していて、基本的には実力順でしか入所が出来ません。
しかし映像テクノアカデミアで学んで、且つ声優事務所にした場合はオーディションが免除されて実際の仕事ももらうこともできるこのプロクラスに入ることが出来ます。
(プロクラスはレッスンとして存在はしてますが、基本的に「仕事がない新人声優が仕事をもらいに来る場所」だから、最大で7年まで更新できるようになってるみたいです)
テクノのプロクラスの欠点
映像テクノアカデミアの特徴はなんといってもプロクラスで実際に声優の仕事がもらえるという事ですが、これには欠点もあります。
- 募集人数は毎年生徒の減った枠のみ
- 吹き替えの仕事ばかり
- 仕事が全く来ない生徒もいる
- 卒業後は仕事が極端に減る可能性あり
それぞれ解説していきますね。
1.募集人数は毎年減った枠のみ
上でも書いた通り、プロクラスは一度入所出来れば最大で7年間通うことが出来、在籍期間中に声優の仕事がもらえる可能性がある関係上、「古参の生徒が7年間いることが多い」です。
その為毎年応募がありますが、入れる人数は卒業していった生徒+自主的に辞めた生徒分の枠しか募集がされません。
しかし入所できれば「仕事がもらえるチャンス」のため毎年多くの新人声優や仕事がない声優が受験をし激戦区です。
入所できるのはその中でわずかな人数なので、もし合格したらぜひとも入るのがおすすめです。
2.吹き替えの仕事ばかり
プロクラスは声優の仕事をくれるクラスですが、運営会社は東北新社になるため、アニメ声優の実績を積みたいとなった場合は残念ながらアニメの仕事が来ることはほぼないので、やめておきましょう。
3.仕事が全く来ない生徒もいる
プロクラスは全部で11クラスあり、各クラス10~20人になっているので、単純計算で200人くらいが通っていることになります。
それだけいると全員に仕事を割り振るのは難しくて、実力が秀てる人が優先的に仕事が来ます。
4.卒業後は仕事が極端に減る可能性あり
プロクラスに入れば仕事は増える可能性がありますが、あくまでそれは「プロクラスの生徒だから」です。
つまりプロクラスにいる間に仕事が増えても、卒業後は自分で仕事を獲得していかないといけません。
映像テクノアカデミアの卒業生はどんな人がいるの?
皆川純子(俳協)・・・テニスの王子様(越前リョーマ)、コードギアス(コーネリア)
青山穣(ケンユウオフィス)・・・宇宙兄弟(茄子田シゲオ)、残響のテルロ(島田)
玉木雅士(アクセント)・・・逆転裁判(御剣怜侍)
牛田裕子(青二プロダクション)・・・トランスフォーマーリベンジ(アリス)
吹き替え声優が強いとは言われていますが、卒業生で売れている人はアニメにもしっかり活躍しています。
最終的には自分の頑張り次第でアニメでも吹き替えでも仕事が来るようになります。
映像テクノアカデミアの場所は?
映像テクノアカデミアのまとめ
映像テクノアカデミアの特徴
- 吹き替え声優の中ではトップ
- 事務所所属率65%??
- 卒業にそのまま仕事がもらえるプロクラスがある
- アニメ声優の育成は弱い
テクノを卒業して事務所所属できればプロクラスにも通えて一石二鳥ですが、レッスン期間や金額を考えると吹き替え声優になりたいって強い想いがある人以外はあまり向かないかもしれません。。
しかし、自分の目で確かめてみるのが良いかもしれないため一回は資料請求したり、見学したりするのがおすすめです。