声優学校を卒業後の進路は?最も多いのは...

2022-09-03

声優雑学

声優の専門学校へ進学する方のなかには、卒業後の進路や就職についての不安を感じている人も少なくはないと思います。進学するからには殆どは卒業後はプロの声優としてデビューし仕事をしたいと考えていることでしょう。

しかしながら、学校に進んだ全員が声優になれるという訳ではありません。


声優の学校を卒業後にデビューできる確率

声優の専門学校に通う皆さんが目指す、最も理想的な進路とはやはりそのまま声優事務所に所属してデビューすることでしょう。

しかし、声優学校の卒業後にそのまま声優事務所に所属できる確率は、5%~70%と言ったところです。なぜこんなにも数字に幅があるのでしょう。それは声優学校によって事務所への所属率が大きく異なるためです。

たとえば、卒業後のデビュー率が最も高いといわれるアミューズメントメディア総合学院(AMG)の場合ですと卒業後に声優事務所に所属する確率はおよそ7割(2021年度実績)となっています。もちろん年度によって変動はしますが、2018年度は73.8%、2019年度は67.7%といずれにしろ高い実績を残してます。


逆に、卒業後の事務所所属率が低い声優学校だと、その確率は5%以下とも言われています。

所属率の低い声優学校は実績を非公開にしているが殆どですが、卒業生のアンケート結果から実績は予測が可能です。

卒業後、事務所に所属できる生徒がひと握りしかいないという声優学校は、残念ながら少なくないです。声優学校は年々、人気が上昇しているため声優を目指す専門学校が増えすぎた結果ともいえます。声優の専門学校に行く目的がプロの声優になることであればアミューズメントメディア総合学院のように、卒業後の事務所への所属率が高い専門学校を選ぶことが大切です。

アミューズメントメディア総合学院について評判や口コミ等詳しくまとめた記事はこちら


卒業後の進路に最も多いのは?

卒業生はその過半数以上が声優事務所に所属になり、声優として就職します。しかし、卒業後に声優事務所に所属となる生徒がほぼいない声優学校があるのも事実です。そのため、すべての声優学校に通う全生徒の進路を見ると、進路として最も多くは声優養成所ということになります。

声優養成所について説明すると、声優事務所が自社で活躍する声優を育成するための附属養成機関です。声優養成所では受講料を支払いながら、附属事務所への所属をめざすことになります。声優学校を卒業後に、また声優の学校へ通うのかと泣きたくなる所ですが、やはり声優となるのは、それだけ難しいということです


学校によっては、卒業生の進路のほとんどが養成所というところもたくさんあります。しかしながら現在活躍している有名声優の中には、声優学校を卒業後に声優養成所へと進んで、そこから声優デビューを勝ち取ったという方も沢山います。声優の学校に入学するなら、卒業後に声優養成所へとさらに通う可能性がある場合のことも考えておかなければなりません。


声優養成所に不合格なら一般就職へ

声優の養成所は望めば誰でも入所できるものではなく、どの養成所であっても入所試験というものが存在します。養成所側も自社でしっかり活躍してくれそうな声優を育てたいわけなので、ポテンシャルが高い子を入所させたいと考えています。各声優学校は卒業前になると学校に声優事務所を招き、学内で大規模オーディションを開催します。優秀な生徒は声優事務所に所属となり、可能性のある生徒は附属の養成所への入所を認められます。

しかし、中には全ての声優事務所のオーディションに不合格となる生徒もいます。残念ながら合格できなかった生徒は、卒業後は個人でオーディションを受けつづけるか、あるいは声優の夢を諦めて一般企業に就職となります。声優学校の中には、声優を諦めた時にも就職先に困らないよう、声優のレッスンと並行し簿記資格などを取得できる専門学校もあります。


気になるのはその就職率ですが、就職を希望せず声優事務所へ所属したり、養成所へと進む生徒が殆どなので、就職率というものは出していない声優学校が殆どです。しかし資格取得など、一般企業への就職サポートのある学校なら、就職率は高いとも考えられます。


声優養成所を受験する選択肢

「声優の専門学校を卒業してからまた声優養成所に入る可能性あるなら、最初から養成所に入所すれば良いじゃん」

そのような考え方も一つだと思います。

ただし声優養成所にいったん入所すると、退所まではその養成所の直営事務所のオーディションしか受けることができないというのが基本的に決まりとして存在します

つまり、入所する養成所を初めから選ぶということは、将来自分が声優となった場合に所属する声優事務所を、その時点で選ぶことになります。絶対にこの声優事務所に入りたい!という強い気持ちがあれば養成所に入るのもありでしょう。


しかし、声優の勉強は未経験で声優の業界についても全く知識がないということであれば、あらゆる声優事務所が開催するオーディションを受けることができる声優専門学校のほうがおすすめです。何と無く養成所を選び、声優事務所にも入れたものの、やりたい仕事ができない事務所では意味がありません。卒業したあとの進路の「あらゆる可能性」を考慮したうえで、専門学校か養成所かを選ぶようにしたほうが良いと思います。

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